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  • 2013.02.28 Thursday
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味と感じ(濱田庄司「無盡蔵」より)

『味は部分で感じは全体。
 味をいう人は、見方はこまやかでも、どこか品物に捕らわれている。感じで見る人は、離れて自身の角度でぶつかっている。
 作る方からいっても、味は狙って大抵ゆけるが、本当の感じは狙いでは出ない。いわば持ち味で、作家が狙った所とはむしろ別途に、しかしさらに公平に、匂うだけは匂ってるように思う。作り手は多くの場合、ねらいで出発しているために、ねらった予期に近い結果を喜び、遠い結果を悲しむが、もっと本領はそのほかに匂っていて、実は作家自身で気にする程の優劣はなく、素直な感じで見る人からは大して違いもなかろう。

 味は一種の定石で、見るほうも作る方も、大抵年期でもゆけるが、感じはそうはゆかない。時間と金では学べない。だから味で見る人の評には、要を尽くしている割合に案外聞くべき所が少ないが、感じで敲(たた)かれるとどこか痛く身に応えるところがある。(中略)

 よき無地は美しい。だが無地の味を狙って出来た無地はすでに一種の模様とでもいうべきで、ここには無地の美しさも深さもない。反対に模様はいろいろつけながら、却って感じは無地とでもいい得られるものがある。よき民芸品の模様はほとんどこの例に洩れない。こなれた模様、よくうつる模様というものも、要するに器を犯していないということで、結局無地の心から離れたものではあるまい。』

陶芸でもデザインでもものづくりの本質は同じだと思う。こんな仕事をしてみたいと思う。

笹目

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